鹿児島県の南沖に浮かぶ島、種子島。
今回は子供と2人で2泊3日の種子島旅行に行ってまいりました!
ロケット目当てで行ったので、
宇宙センターしか見るところないかも...
つまらないかも...
とちょっと心配していましたが、
そんなことないです!
とっても素敵な場所だったので、オススメスポット9ヶ所をたくさんの写真とともにご紹介したいと思います。
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- 種子島ってどんな島?
- 種子島の地理を大まかに理解する
- ①種子島宇宙センター 宇宙科学技術館
- ②増田宇宙通信所
- ③広田遺跡ミュージアム
- ④たねがしま赤米館
- ⑤千座の岩屋(ちくらのいわや)
- ⑥種子島マングローブパーク
- ⑦門倉岬
- ⑧種子島開発総合センター 「鉄砲館」
- ⑨月窓亭
- 種子島に行ってわかった離島の良さ
種子島ってどんな島?
種子島といえば、
- ロケット
- 鉄砲伝来(1543年)
- 種子島安納芋
が有名なところですね。
鹿児島県の南沖に位置し、人口約3万人です。
種子島の地理を大まかに理解する
種子島は南北に細長い形をしています。
端から端までは車で1時間半ほど。
大まかに、
上→西之表市(にしのおもて)
中→中種子町(なかたね)
下→南種子町(みなみたね)
と理解しておくと、計画が立てやすいです。
島のちょうど中央のあたりに種子島空港があります。
今回は種子島宇宙センターがメインの旅なので、南種子を拠点として観光しました。
①種子島宇宙センター 宇宙科学技術館
日本のロケット発射の中心となっているのがここ、種子島宇宙センター。
宇宙センターはとても大規模なので、見学する場合は宇宙科学技術館を拠点に見学することとなります。
予約制のバスツアーもこちらが拠点。
もしツアーに参加することができなくても、十分見学する価値のある施設です。
宇宙科学技術館 展示
宇宙科学技術館エントランスを入ると、早速ロケットの模型達が出迎えてくれます。
バスツアーの集合場所もこちら。
ロケットの仕組みやロケット発射の様子など、とにかくロケットが盛りだくさん。
ロケットについて日本一詳しい博物館かもしれません。
撮影スポットもたくさん。
体験ゲームも豊富なので、子供も無理なく楽しめます!
種子島宇宙センター 施設見学バスツアー
- ロケットガレージ
- 大型ロケット発射場
- 総合司令塔
の3ヶ所をメインに見学します。(時期により変更あり)
撮影禁止の場所もあるほど、貴重な場所まで見学させてもらうことができます。
バスツアーは予約必須!
2022年現在、web予約はありません。
電話予約のみとなっています。
ツアーなしでも楽しめますが、空きがあればツアーにも参加するのがオススメです!
本物のロケットも拝むチャンスがありますよ~!
ロケット格納庫も見学しましたが、写真撮影は禁止。
参加してのお楽しみです。
種子島宇宙センター 食事する場所はある?
JAXAの職員さんが利用するカフェテリア「JAXA食堂」を利用することが可能です。
が!
土日は休みなので注意!今回は残念ながら利用が叶いませんでした。
そして付近にはレストランはおろか、コンビニもありません。
午前午後と続けて見学する場合、食べ物を持参するのがおすすめです。
所要時間
宇宙科学技術館のみ:1時間以上
興味があればいくらでもいられる施設ですが、一通りまわるのに最低1時間は必要だと思います。
バスツアーに参加するなら+1時間かかります。
②増田宇宙通信所
種子島宇宙センターと合わせて訪れたいのがこちら。
地図上では「中種子」の地域にありますが、わりと宇宙センターと近いです。
打ち上げた人工衛星がつくば宇宙センターと交信する際の中継地点の役割を担っているとのこと。
小さめですが展示スペースもあり。
アンテナ操作体験もできて子供は満足そうでした。
アンテナの周りは広い芝生になっていますが、1ヶ所を除きすべて立ち入り禁止です。
個人の見学であれば予約なしでOKです。
増田宇宙通信所 所要時間
30分
③広田遺跡ミュージアム
あまり期待せず行ったのですが、とっても良かった施設がこちら。
広田遺跡は弥生時代~7世紀頃の墓地の遺跡で、多くの人骨とともに数万点の貝の装飾品などが出土した、歴史的にも大発見となる遺跡だそうです。
墓地の遺跡ということで、暗い雰囲気だったらいやだなぁと思いながら行きましたが...
本当に綺麗です!2015年にオープンしたとのこと。
映像での説明も豊富で、子供も理解しやすいのが魅力。
小さな島ながら、広田人たちが独特の文化を持って暮らしていたことがわかり、とっても興味深いです。
広田遺跡ミュージアム 所要時間
1時間
天気がよければ遺跡見学もおすすめです。
ミュージアム横に入り口あり。
遺跡のみの見学も可能です。
④たねがしま赤米館
入場したら、なんと職員さんが誰もいませんでした。
無人展示なわけではなく、不在だったようです。(途中から戻ってきました)
こののんびりした雰囲気が逆にいいですね。
赤米アイス(種子島産!)を買って、ソファーで食べながら休憩しました。
展示自体は小規模ですが、赤米についてのみの展示ですからこんなものでしょう。
動画で種子島の伝統文化を知ることもできました。
天気が良ければ豊満神社・豊満の池と合わせて訪問するのが良いでしょう。
どちらも赤米にゆかりのある場所です。
たねがしま赤米館 所要時間
30分
⑤千座の岩屋(ちくらのいわや)
千座の岩屋は種子島最大の海蝕洞窟(海水によって削られてできた洞窟)です。
1000人の人が座れるくらい大きいことから、「千座の岩屋」と呼ばれるようになったそうです。
遠目に見るとどれだけ大きいかよくわかりませんが...
よく見ると洞窟の前に人が!
洞窟の前に立つと、実はこんなに大きいです!
洞窟内は薄暗く、ひんやりした空気。
種子島の壮大な自然を肌で感じることができるスポットです。
中に入れるのは干潮時刻の前後2時間のみなので注意しましょう。
千座の岩屋 所要時間
1時間
※干潮時刻の確認必須!
⑥種子島マングローブパーク
マングローブは、海水と淡水が混じり合う場所に生える植物の総称。
種子島に生えるマングローブは「メヒルギ」という種類だそうです。
種子島マングローブパークでは、マングローブの中に巡らされた橋を歩くことができ、珍しいマングローブを間近に楽しむことができます。
水の引いている地面をよく見ると、カニがいっぱい!
貴重な体験ができました。
種子島マングローブパーク 所要時間
30分
パークといっても遊歩道のみなので、見学のみであればそこまで時間はかかりません。
手こぎボートでマングローブを周遊するアクティビティもあるので、ゆっくり楽しみたい場合はそちらもおすすめ。
⑦門倉岬
種子島最南端であり、鉄砲伝来の地。
晴れていたら美しい海岸線が見えます!
遊歩道を歩き、景色を楽しむことができます。
この日は平日だったからか、工事の人しかいませんでした。
門倉岬 所要時間
30分
神社や遊歩道があり、絶景を楽しめます。
お店などはありません。
⑧種子島開発総合センター 「鉄砲館」
種子島に来たからには鉄砲を見ておかないと!と訪れたのがこちら。
ずっと島の南の方でうろうろしていましたが、こちらは島の北にあります。
1時間ほどかけて西之表市まで出てきました。
内部は鉄砲の展示が多数。
実物と同じ重さの火縄銃を持ってみることもできます!
すごく重いです。こんな重量物を持って戦った昔の人はすごい。
そのほか、種子島全般の自然や歴史に関する展示も多数ありました。
種子島について学ぶならまずここ!という場所です。
鉄砲館 所要時間
1時間半~2時間
区画ごとに10分程度の動画があり、すべて見るとかなり時間がかかります。
鉄砲ゾーンのみであれば1時間もあれば十分です。
⑨月窓亭
「鉄砲館」を見学したあと、休憩に訪れたいのがこちら。
ボランティアの方が種子島の特産品でもてなしてくださいます。
気持ちの良い風が吹き込み、おばあちゃんの家に遊びに来たような落ち着く空間。
それほど大きな邸宅ではないので見学自体はすぐに終わってしまいますが、せっかくならゆっくり座って一服していくのがおすすめです。
鉄砲館から徒歩5分程度の場所ですが、坂もあるので車で移動した方が良いです。
駐車場あり。
月窓亭 所要時間
30分~1時間
見学は10分程度で終わりますが、座って休憩するのがおすすめ。
種子島に行ってわかった離島の良さ
これまで色々な場所を訪問してきましたが、離島を訪れたのは初めてのこと。
手つかずの自然が、人々の生活のすぐそばにこんなにも残っていることに驚きました。
そして
- 食べ物の調達に苦労する
- 他の車にめったに出会わない
- お客さん、自分たちだけ!という状況が頻繁にある
都会に住む人間としては、こんな状況がまず新鮮です。
簡単に食べ物が手に入らない状況になり、いかに自分たちが普段便利な生活に慣れてしまっていたかを思い知らされます。お店のありがたみも。
しかし空いているのはとても過ごしやすい。
と同時に余計な老婆心が沸き、お土産をたくさん買ったりして多めにお金を使ってきました。ささやかですが。
島の人たちはとてもあたたかく親切にしてくださったので、これからも種子島が活気ある島として繁栄し続けてくれたらいいなぁと思います。
★他にも旅行記を多数書いています♪
★まとめて見るならこちら★