きっと誰もが知っている、顕微鏡。
小学校や中学校で使ったことのある人も多いのではないでしょうか。
私自身、
「顕微鏡=学校で使うもの」
というイメージがあり、自宅に顕微鏡を置くことになるなんて思ってもいませんでした。
顕微鏡を買うことに決めたワケ
小学校受験を考え、いろいろな小学校の学校説明会に行っていた頃のこと。
ある学校の校長先生が、
「うちの学校は少人数なのが良いところです。理科の時間の顕微鏡は一人一台あります」
とお話されていたのです。
たしかに、自分が小学校だった頃、顕微鏡は「班のみんなで使うもの」でした。
(公立だったから当然です。むしろ税金で買っていただいてるだけ有難い)
みんなで使うとなると、どうしても
- メインで操作する人
- 誰かがピントを合わせたものをのぞくだけの人
と分かれてしまいます。
結局こちらの学校に通うことにはならなかったのですが、このお話はずっと心の片隅にありました。
1人1台の顕微鏡、いいなぁ…と。
そして、
「それなら自宅にも顕微鏡を買っちゃおう!」
となったのです。
理科の時間に顕微鏡を独占できるメリット
- 自分で顕微鏡を操作できるようになる
- 主体性を持って観察できる
- 「もっと見たいのに」という状況を回避
- 好奇心のままに顕微鏡を楽しめる
選んだのはこちらの顕微鏡。
Vixen 学習用顕微鏡セット ミクロショット800
やっぱり顕微鏡はビクセンでしょ!ということで。
50倍~800倍の観察が可能です。
箱に落書きされてます。
付属品
特に役立っているものを太字、
ほとんど使用していないものを小文字にしました。
- スライドガラス、カバーガラス
- 永久プレパラート
- ピンセット、スポイト
- メス
- スパーテル(へら)
- シャーレ
- はさみ
- エオシンイエロー(染色液)
- メチレンブルー(染色液)
- カナダバルサム(接着剤)
- エビの乾燥卵、海塩(孵化用)
- 照明
- 投影用ビュワー
- スマホアダプター
永久プレパラートつきが嬉しい
顕微鏡で観察したい!と思っても、最初はプレパラートを作るだけでも一苦労。
そもそも何を顕微鏡で見たらいいのか、わからないことも多いです。
そんなときに嬉しいのがこのプレパラートセット。
スライドガラスと一緒に、永久プレパラートが入っています!
箱の中身はこちら。
永久プレパラートは
- ミツバチの触覚
- ミツバチの後羽
- タケの茎の横断面
- グミのりん毛
の4種類。
手始めに顕微鏡をのぞくにはぴったりです。
それ以外に、
がセットになっています。
(永久プレパラート、4種類ではもの足りず、後日追加購入しました。)
ビクセン ミクロショット800 写真集!
ビクセン ミクロショット800で観察したものの一部をご紹介します。
接眼レンズにスマホのレンズをかざすだけで、簡単にきれいな写真が撮影できますよ。
アゲハ蝶の孵化
偶然孵化直前の卵を発見したので、顕微鏡で観察しました。
卵の殻を食い破って外に出てきます。
卵の殻を完食する様子。
鯛のうろこ
鯛の身体の赤い色が斑点になって見えます。
ひまわりの花弁
倍率を変えると、新たな発見があることも!
ミニトマトの皮
つるつるだと思っていたら、こんな模様がありました。
カミソリで皮を削いで観察します。
髪の毛
不透明なものは観察しにくいですが、横から光を当てるとキューティクルがよく見えました。
岩塩
岩塩のピンク色は鉄分。
宝石のように美しいです。
片栗粉
紙と色鉛筆
紙の繊維質に、色鉛筆の芯が引っかかっている様子が見られます。
カッターの刃
光を当てるとまるで芸術品!
ミクロショット800の使い心地は?
「学習用」と謳っているだけあって、子どもにも使いやすいです。
しかし800倍はかなり視野が狭く、暗くなります。
身の回りのものを観察するなら、400倍まででも十分楽しむことができました。
入門用顕微鏡シリーズでは、他に
- ミクロショット300
- ミクロショット600
というラインナップがあります。
ミクロショット300は90~300倍、
ミクロショット600は60~600倍 の観察が可能です。
ちなみにミクロショット800は50~800倍。
主に使った倍率が50~400倍だったことを考慮すると、
ミクロショット600でも十分だったように思います。
買って良かった!顕微鏡
身近なものでも、顕微鏡でのぞくと新しい発見があります。
ステイホームの時期、親子でたくさんのわくわくを味わえたのは顕微鏡のおかげかもしれません。