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【子連れ四国一周!7日目①】大洲の重要文化財・臥龍山荘あるき【愛媛観光】

子連れで四国へ行き、9日間で4県をまわってきました。

その記録を書いています。

 

明治時代の古民家ホテル、NIPPONIA HOTEL大洲城下町での朝。

チェックアウトは12時だったので、チェックアウト前に臥龍山を訪れました。

 

 

 

 

 

臥龍山荘とは

築年数

臥竜山荘が建てられたのは明治40年(1907)頃。

築110年を越える建物です。

 

面積

約3000坪

イメージがわかないので、単位を変換。

1坪=2畳なので、6000畳ともいえます。

もしくは

約9920㎡、つまり100m四方の正方形に近い大きさですね。

 

誰が何のために?

明治時代の貿易商、河内寅次郎が大洲市肱川沿いにこの地を購入。

構想から約10年をかけ、別荘として建てたのがこの臥竜山荘です。

しかし寅次郎氏は完成から約2年で亡くなってしまいます。

その後は親族で管理していましたが、昭和53年に大洲市が譲り受け、観光名所として管理しているそう。

現在は愛媛県有形文化財にも指定され、大切に管理されています。

 

 

臥龍山荘を散策しよう!

子供にもわかりやすい説明がGOOD!

敷地内に入ったら、順路に従って山荘内を巡ります。

とても良かったのが、各所に設けられているCDプレイヤー

見どころや建築様式についての説明が流れます。

 

文章で書いてあったら子供は感心を持たないし、大人も読み飛ばしてしまったりしたはず。

CDの説明を聞くことで、ひとつひとつ丁寧に見ることができました。

 

臥龍

臥龍山荘のメインの建物。

それぞれの部屋にコンセプトがあり、細かな趣向が凝らされています。

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「壱是の間」能舞台としても使えるお座敷。床下には音響効果を高める備前焼の壺が

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庭園から眺める臥龍
不老庵

船に見立てて作られた、美しい建物。

肱川の川面にせり出しており、長い柱で支えられています。

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不老庵の足下には肱川のせせらぎが見える

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室内からの眺め

不老庵でぜひ見たいのが、この部屋の天井。

アーチを描いた竹網でできています。

川面に映った月が天井に反射し、夜の部屋を明るく照らすとのこと!

さぞかし幻想的なことでしょう。

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明治時代ならではの工夫が凝らされた天井

 

料金
  • 大人 550円
  • 子供 220円

大洲城のチケットと同価格です。

両方訪れる場合は、880円の共通券を買うのがおすすめ。

同日でなくても大丈夫です。

 

所要時間

1時間程度

ゆっくり全体を巡った場合の所要時間です。

細部までじっくり見たい場合は、1時間半程度見ておきましょう。

見れば見るほどおもしろいので、興味があればいくらでも滞在できそうです。

 

臥龍山荘は子連れでも楽しめる?

子連れPOINT
  • 音声の説明が多く、子供もわかりやすい
  • 様々な日本の建築様式が見られる
  • 多くの工夫が凝らされ、見ていて飽きない
  • 昔の家の暮らしを体感できる
子連れオススメ度

★★★★☆

触ってはいけない場所や、入れない場所もあります。

約束が守れる年齢になっていれば、とても楽しめるスポットです!

 

現代にここまで工夫の凝らされた建物があるだろうか…と思うほど、丁寧につくられていました。

 

いよいよ高知県へ出発!

NIPPONIA HOTEL大洲城下町をチェックアウトし、約3日間滞在した愛媛を離れます。

愛媛は広いので、まだまだ見たい場所がたくさんでした。

また必ず行きたい!

 

愛媛と高知の境にある四国カルストを通って、日本最後の清流・四万十川の流れる四万十市に向かいます。